山岡家風ラーメンの作り方|濃厚豚骨と背脂の再現レシピ


ロードサイドに構える「ラーメン山岡家」は、24時間営業・豚骨臭バリバリ・背脂チャッチャという独自スタイルで熱狂的なファンを持つチェーン店です。豚骨だけを丸3日煮込む濃厚スープは、他では味わえない唯一無二の個性を持っています。

本記事では、山岡家の特徴である濃厚豚骨・背脂チャッチャ・太麺の三本柱を自宅で再現するためのレシピを紹介します。公式レシピではなく、一般的な豚骨スープの調理技法をベースに編集部が独自にまとめた山岡家インスパイア(山岡家風)のレシピです。

⚠️ アレルギー情報: 本レシピには小麦(麺・醤油)・えび・豚肉が含まれます。アレルギーをお持ちの方はご注意ください。
💡 この記事で分かること

  • 山岡家風ラーメンの特徴と自宅再現のポイント
  • 2〜3人前の材料一覧(豚足・ゲンコツ・背脂)
  • 白濁豚骨スープの作り方(下茹で〜強火白濁〜仕上げ)
  • 背脂チャッチャの下準備と扱い方
  • 豚骨臭の調整方法(生姜・ニンニク・蓋の開閉)
  • よくある質問(FAQ)4問

山岡家風ラーメンとは

ラーメン山岡家は主に北海道・東北・関東を中心に展開するラーメンチェーンで、豚骨のみを長時間煮込んだ濃厚でパンチのあるスープが特徴です。背脂をドバっとのせる「背脂チャッチャ」スタイルで知られており、スープの白濁感・豚骨臭の強さ・背脂の甘みが三位一体となった個性的な一杯を提供しています。

⚠️ 重要: 本記事のレシピは「山岡家風」「山岡家インスパイア」であり、山岡家の公式レシピではありません。店舗のスープは専用設備で丸3日煮込みますが、家庭用レシピとして3〜4時間で仕上げられるよう独自にアレンジしています。

※ スマートフォンでは表を横にスクロールしてご覧いただけます。

項目山岡家の特徴自宅再現のポイント
スープ豚骨のみを3日間煮込む強火白濁で3〜4時間、圧力鍋で1.5時間に短縮可
背脂たっぷりのチャッチャ下茹で後に粗刻みして浮かせる
太ストレート麺市販の太麺(二郎系・家系用)を使用
タレ醤油ベース醤油・みりん・酒で自家製醤油タレを作る
難易度★★★★(豚骨系の中では標準的)

材料一覧(2〜3人前)

豚骨スープ用

※ 横にスクロールしてご覧いただけます。

食材分量備考
豚ゲンコツ(大腿骨)500〜600g精肉店・業務用スーパーで入手可。割ると髄が出やすい
豚足(あれば)1本(約200g)コラーゲンが豊富でとろみが増す。なければゲンコツのみでも可
手羽元(豚骨の旨みを補う)4〜5本(約300g)スープにコク・甘みを加える。なくても可
2.5L(仕上がり約1L)煮詰まる前提で多めに入れる
生姜1かけ(約15g)臭み消し。薄切りにする
ニンニク3〜4片臭み消し&コク付け。潰す
長ねぎの青い部分1本分臭み消し

醤油タレ(かえし)用

食材分量(スープ1杯分)
濃口醤油大さじ2
みりん大さじ1
大さじ1
小さじ1/4

背脂チャッチャ用・トッピング

食材分量備考
豚背脂100〜150g精肉店・業務用スーパーで入手可。冷凍保存可
太麺(ストレート)2〜3人前二郎系・家系用の太麺推奨
チャーシュー4〜6枚自作または市販品
ネギ(白・小口切り)適量白髪ねぎでもよい
おろしニンニク小さじ1/2〜1仕上げ用。お好みで増減
海苔2〜3枚お好みで

濃厚豚骨スープの作り方

白濁した豚骨スープを作る鍵は「強火での乳化」にあります。弱火でコトコト煮ると透明スープになりますが、沸騰を維持することでコラーゲンが乳化し、特有のミルキーな白色スープが完成します。

Step 1: 血抜きと下茹で

豚ゲンコツと豚足を大きなボウルに入れ、ひたひたの水に30分〜1時間浸けて血抜きをします。水が赤くなるので、途中で1〜2回水を替えてください。

血抜きが終わったら、鍋に骨・豚足と水(ひたひた量)を入れ、強火で沸騰させます。灰色のアクが大量に出てきたら全部茹でこぼし(お湯を捨てる)、流水で骨・豚足の血汚れをよく洗い流します。

💡 下茹でのポイント: 茹でこぼしを丁寧に行うほど雑味が減り、スープが澄んだ白になります。ゲンコツは事前にハンマーや出刃包丁の柄で割ると、骨髄が出やすくなり旨みが増します。

Step 2: 強火で白濁させる(1時間)

洗った骨・豚足・手羽元を大鍋(8L以上推奨)に入れ、水2.5Lを加えます。生姜(薄切り)・ニンニク(潰す)・ねぎの青い部分も投入し、蓋を外して強火で加熱します。沸騰したら火を少し弱めますが、ボコボコと沸き続ける「中強火」をキープするのがポイントです。

15〜30分で液体が白く乳化してきます。鍋底の肉や骨が焦げ付きやすいので、10〜15分おきに木べらで鍋底をこするよう注意してください。

⚠️ 焦げ付き注意: 白濁スープは骨から剥がれた肉が鍋底に溜まりやすく、放置すると焦げて苦味が出ます。鍋底を定期的にかき混ぜながら煮込んでください。

Step 3: 蓋開け煮込み(2〜3時間)

白濁が始まったら蓋を開けたままで2〜3時間煮込みます。水が蒸発して減ってきたら、骨が顔を出さない程度にお湯を足してください。スープが1Lほどに凝縮したら煮込み完成です。

圧力鍋を使う場合は加圧1〜1.5時間でも白濁スープができます。ただし蓋が開けられないため豚骨臭が若干残りやすく、臭み調整は仕上げ時に行う形になります。

💡 濃度の目安: スープをスプーンですくって冷ますと少しとろみがあれば理想的な濃度です。サラサラな場合はさらに20〜30分煮詰めてください。

Step 4: こし・味付け

スープをざるやチーズクロスで漉し、骨・野菜をすべて取り除きます。漉したスープを再び火にかけ、醤油タレ(かえし)を加えて味を整えます。塩分は麺と合わせながら調整するため、タレは少し控えめから始めてください。

醤油タレは事前に小鍋で醤油・みりん・酒を弱火で合わせ、アルコールを飛ばして冷ましておきます。1〜2日冷蔵庫で寝かせるとよりまろやかになります。

背脂チャッチャの準備

背脂チャッチャとは、茹でた背脂を粗刻みにしてスープに乗せるスタイルです。脂の甘みがスープのパンチを和らげ、独特のまったりとした口当たりを生み出します。

背脂の下茹で

豚背脂を5cm角程度にカットし、鍋に入れて水をひたひたに注ぎます。沸騰させてから中火で1.5〜2時間茹でます。箸で簡単に潰せるほど柔らかくなれば完成です。

⚠️ 食品安全: 豚肉は中心温度75℃・1分以上(またはそれに相当する加熱)が必要です。茹でた背脂の余熱が心配な場合はさらに加熱を続けてください。

背脂の仕上げ処理

茹で上がった背脂をざるに上げ、粗熱を取ります。粗い格子状に包丁で刻むか、ざるの目でこすり付けて細かくします。仕上げのラーメンに乗せる量は1杯につき大さじ2〜3杯が目安です。

💡 保存方法: 余った背脂は粗刻みのまま製氷皿に入れて冷凍保存できます(保存期間目安: 約1ヶ月)。使う時は常温で10分ほど戻してからスープに乗せます。

🍜 本格豚骨ラーメンに揃えたいアイテム

大量の豚骨を煮込む大型寸胴鍋と、スープを漉すための網じゃくしが必須です。

盛り付けと仕上げ

麺の茹で方

太麺はたっぷりのお湯で袋表示より30秒〜1分長めに茹でます。山岡家スタイルでは少しやわらかめの麺が多いスープと絡みやすく、もちもちとした食感が特徴です。お好みで硬めに調整しても構いません。

💡 盛り付けの順番: ①丼を温める(熱湯で1分) → ②醤油タレを丼に注ぐ → ③熱々のスープを注いで合わせる → ④茹でた麺を投入 → ⑤チャーシュー・ネギを乗せる → ⑥仕上げに背脂チャッチャをたっぷりと乗せる → ⑦おろしニンニクをお好みで添える

チャーシューの仕込み

豚バラ肉または豚肩ロースを醤油・みりん・酒・砂糖で煮た後、タコ糸で巻いてオーブンまたはフライパンで表面を焼き付けると本格的なチャーシューになります。チャーシューを煮た煮汁は醤油タレに混ぜると旨みがアップします。詳しい作り方はチャーシュー醤油ラーメン by コウケンテツのレシピを参考にしてください。

⚠️ 豚肉の加熱について: チャーシューを作る際は豚肉の中心温度が75℃以上になるまでしっかり加熱してください。低温調理の場合は63℃・30分以上が目安です。

豚骨臭の調整方法

山岡家の魅力のひとつが豚骨臭の強さですが、家庭では同居の方への配慮も必要です。豚骨臭は主に骨髄の脂肪とタンパク質が分解されて生まれる成分で、以下の方法で調整できます。

豚骨臭を抑えたい場合

  • 生姜を増やす: 薄切り生姜を5枚以上加える。生姜に含まれるジンゲロールが臭み成分を分解します。
  • 下茹でを丁寧に: 血抜き・茹でこぼしを丁寧に行うほど雑味と臭みが軽減されます。最初の茹でこぼしを2回行う方法も効果的です。
  • 蓋を開けて煮る: 煮込み中は蓋を外し、臭みを蒸発させながら煮込みます。換気扇を強にして料理しましょう。
  • 酒・日本酒を加える: スープに日本酒大さじ2を加えて10分煮ると臭み成分がアルコールと共に揮発します。

豚骨臭を活かしたい(山岡家らしさを出したい)場合

  • 煮込み時間を延ばす: 3時間を超えて煮込むほど濃厚な豚骨臭が出ます。
  • 骨髄をしっかり出す: ゲンコツを割る・豚足を加えるなど骨の量・種類を増やす。
  • ニンニクを増量: 仕上げにおろしニンニクを添える。
💡 においの広がりを防ぐコツ: 豚骨スープ調理は換気扇を全開にし、窓を開けながら行いましょう。スープが完成したら、冷めてから密閉容器に移して冷蔵保存すると翌日まで臭いが残りにくくなります。

よくある質問(FAQ)

Q: スープが全然白濁しないのはなぜですか?

A: 豚骨スープの白濁には「沸騰を維持する強火」が必須です。弱火でコトコク煮ると脂とタンパク質が乳化せず、透明なスープになります。鍋に水蒸気の泡がたえず出ているくらいの「中強火」を最低30分キープしてください。それでも白くならない場合は骨の量を増やすか、豚足を追加すると乳化しやすくなります。

Q: 背脂はどこで買えますか?

A: 業務用スーパー(業務スーパー・コストコ)や精肉専門店で入手できます。スーパーでは置いていない場合もありますが、精肉コーナーで「背脂ありますか?」と聞くと取り置きしてくれる場合があります。また、豚ひき肉に多く含まれる脂身で代用することも可能です(食感は異なります)。

Q: 圧力鍋でも作れますか?

A: 作れます。圧力鍋なら加圧1〜1.5時間で白濁スープが仕上がります。ただし、蓋を開けて煮込めないため豚骨臭が若干強くなりやすく、水分の蒸発が少ないため濃度が薄めになる場合があります。仕上げに蓋を外して10〜15分ほど煮詰めて濃度を上げると本来の濃厚感に近づきます。

Q: スープをまとめて作って冷凍保存できますか?

A: 可能です。漉したスープを急速冷凍または製氷皿で小分け冷凍すると、1ヶ月ほど保存できます。使う時は鍋で解凍し、醤油タレを加えて仕上げます。豚骨スープは長時間の常温放置で腐敗しやすいため、調理後は速やかに冷蔵または冷凍してください。

おすすめアイテム

山岡家風の豚骨ラーメンを快適に作るためにあると便利なアイテムです。

大型ラーメン丼(麺鉢)

背脂をたっぷり乗せて盛り付けるには深さのある大きめの丼が必要です。通常の茶碗では容量不足になりがちです。

美濃焼 ラーメン丼 大きめ 800ml(1,500円台〜)— 背脂を乗せても安定する深底タイプ

調理用温度計

チャーシューの仕上がり確認(豚肉75℃)、スープの管理に役立ちます。安全においしく作るためにあると安心です。

デジタル調理温度計(防水・即読みタイプ)(1,500円台〜)— 豚肉の中心温度確認に

レシピ出所について

本レシピは、豚骨スープ・背脂チャッチャに関する一般的な調理技法(下記出典参照)をもとに、編集部が独自にまとめた山岡家インスパイアレシピです。山岡家の公式レシピ・製法とは異なります。実際の山岡家のスープは専用設備で豚骨のみを丸3日煮込むもので、家庭での完全再現は技術的に困難です。本レシピはその特徴(濃厚豚骨・背脂チャッチャ・太麺)を家庭用にアレンジしたものとご理解ください。

おうちラーメン全般の比較と必須アイテムはおうちラーメン完全ガイド|11種類の特徴と作り方まとめをご覧ください。

山岡家を使ったおすすめレシピ

HowToCook.jpには山岡家を使ったレシピがたくさんあります。
ぜひこちらもチェックしてみてください。

出典・参考

  1. ラーメン山岡家 公式サイト「こだわり」 — 山岡家の豚骨スープの製法について
  2. フードマニア「豚のゲンコツとは?ラーメンのスープ作りではどう使う?」 — ゲンコツの特性とスープへの活用方法
  3. 西山製麺「スープのひみつ 豚骨」 — 豚骨スープの白濁メカニズム
  4. BTJフーディーラボ「豚骨スープの作り方の極意と濃厚レシピ」 — 強火白濁・焦げ付き防止のポイント
  5. クックピット「背脂ちゃっちゃ系ラーメンとは?特徴・有名店・作り方」 — 背脂チャッチャの作り方と特徴
  6. 「豚骨を圧力鍋で作ると臭い?原因と臭い消し・出汁のとり方」 — 豚骨臭の原因と対策方法
  7. KOKU RAMEN「ラーメンのかえしとはスープのタレ」 — 醤油タレ(かえし)の基礎知識

情報の最終確認日: 2026年02月

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