味噌ラーメン(札幌風)の作り方|もやし炒めとラードがポイント


⚠️ アレルギー情報: このレシピには小麦(中華麺・味噌・醤油)・大豆(味噌・醤油)・乳(バター)・ごま(白ごま)等のアレルギー物質が含まれます。アレルギーをお持ちの方は各食材をご確認のうえお試しください。

北海道・札幌が発祥の味噌ラーメンは、全国のラーメンの中でも際立った個性を持っています。その最大の特徴は、スープに具材を鍋の中で直接炒め合わせる「鍋炒め製法」です。豚ひき肉ともやし・ニラを中華鍋(または鍋)でスープと一緒に炒め合わせることで、野菜の甘みと旨みがスープ全体に溶け込みます。さらにラードをたっぷり使うことでスープ表面に油の膜が張り、冷え込む北海道の冬でも最後まで熱々の状態を保てます。

1955年(昭和30年)、札幌の「味の三平」2代目・大宮守人氏が味噌汁にヒントを得て考案したのが味噌ラーメンの始まりとされています。今では日本を代表するラーメンのひとつとなり、コーン・バター・白ごまというトッピングの組み合わせも全国に定着しました。本記事ではその本格的な作り方を、2人前のレシピとして丁寧に解説します。

💡 この記事で分かること

  • 札幌風味噌ラーメンの発祥と「鍋炒め製法」の仕組み
  • 豚ひき肉・もやし・ニラ・ラードを使う材料一覧(2人前)
  • 香味野菜炒め→肉炒め→スープ合わせ→味噌溶きの4ステップ手順
  • コーン・バター・白ごまの定番トッピングの盛り付け方
  • 白味噌×赤味噌ブレンドのコツと味噌の選び方
  • FAQ 3問(ラード代用品・味噌の沸騰問題・縮れ麺の選び方)

札幌味噌ラーメンとは

味噌ラーメンが生まれた背景には、北海道の食文化と厳しい寒さが深く関係しています。1955年(昭和30年)、札幌市内の食堂「味の三平」の2代目が「食事として完結する一杯」を目指し、当時ラーメンのスープには使われていなかった味噌を大胆に取り入れたのが始まりとされます。農林水産省の郷土料理データベースでも、「中華鍋でスープと野菜を一緒に炒め合わせて丼に仕上げる」のが札幌スタイルの特徴として紹介されています。

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項目内容
発祥北海道・札幌「味の三平」(1955年)
スープ鶏ガラ×豚骨ベースに合わせ味噌
中太の縮れ麺(卵入り高加水麺)
最大の特徴鍋炒め製法:もやし・ひき肉をスープで炒め合わせる
難易度★★★(1〜2時間)
定番トッピングコーン・バター・白ごま・メンマ・チャーシュー
💡 なぜラードを使うのか: ラードは豚の脂で、スープ表面に油の膜を張ることで熱の放散を防ぎます。マイナス20℃近くになる北海道の冬でも最後まで熱々で食べられるよう工夫された知恵です。コクと旨みも増すため、札幌ラーメンには欠かせない食材です。

材料一覧(2人前)

スープ・タレ

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食材分量(2人前)備考
800mlスープベース
鶏ガラスープの素小さじ2チキンブイヨンで代用可
合わせ味噌(白味噌×赤味噌を1:1)大さじ3〜4市販の合わせ味噌でも可。好みで量を調整
醤油大さじ1旨みを底上げする
みりん大さじ1まろやかな甘みを加える
ラード大さじ2〜3炒め用+仕上げ用。バターで代用可

炒め具材

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食材分量(2人前)備考
豚ひき肉100g合い挽き肉でも可
もやし1/2袋(100g)シャキシャキ感が大切
ニラ1/3束(25g)4cm幅に切る。長ねぎで代用可
にんにく(みじん切り)1片チューブ小さじ1で代用可
しょうが(みじん切り)1かけ(10g)チューブ小さじ1で代用可
豆板醤小さじ1/2辛みと旨みのアクセント。省略可

麺・トッピング

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食材分量(2人前)備考
中華麺(中太縮れ麺)2玉生麺推奨。乾麺でも可
コーン(缶詰・水気を切る)大さじ3〜4甘みのアクセントに
バター5〜10g(1切れ)仕上げにのせる
白ごま適量仕上げに散らす
メンマ(任意)適量水煮を軽く炒めて使うと風味増し
⚠️ 豚ひき肉の加熱について: 豚ひき肉は必ず中心温度75℃以上・1分以上の加熱をしてください。色が変わっても内部が生の場合があるため、十分な加熱時間を確保しましょう。

札幌風味噌ラーメンの要

ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそ 750g

国産大豆・国産米こうじ100%使用の無添加合わせ味噌。ふんわりとした甘みとコクが特徴で、白味噌ベースに赤味噌をブレンドしたような仕上がりに近い上品な一本。味噌ラーメンのスープにそのまま使えて、さっぱりし過ぎず濃くなり過ぎない絶妙なバランスです。

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炒め+スープの作り方(4ステップ)

札幌風味噌ラーメンのポイントは、スープを別に作ってから具を加えるのではなく、具材をスープの中で直接炒め合わせる点にあります。野菜の旨みとひき肉のコクがスープに溶け込み、奥行きのある味わいになります。

ステップ1:香味野菜を炒める(弱火)

鍋(または大きめのフライパン)にラード大さじ1を入れて中火にかけます。ラードが溶けたら弱火に落とし、みじん切りのにんにくとしょうがを加えます。焦がさないよう1〜2分じっくりと炒め、香りを油に移します。豆板醤を使う場合はここで加え、さらに30秒炒めて辛みを引き出します。

💡 ポイント: にんにく・しょうがは強火で炒めると焦げて苦みが出ます。必ず弱火で、ふんわりとした甘い香りが立つまでじっくり炒めましょう。香りが立ってきたら次のステップへ進むタイミングです。

ステップ2:豚ひき肉を炒める(中火)

中火に上げ、豚ひき肉を加えます。木べらで細かくほぐしながら炒め、全体に均一に火を通します。ひき肉の色が白くなって脂が出てきたら、もやしとニラを加えてさらに30秒〜1分炒めます。もやしは少しシャキシャキ感が残る程度でOKです。完全に火を通してしまうと食感が失われます。

⚠️ 食品安全: 豚ひき肉は灰色がかった白色になるまでしっかり炒めてください。色の変化だけで判断せず、全体がほぐれて脂が透明になるまで加熱してから次のステップへ進みましょう。

ステップ3:スープを合わせる(中火)

水800mlと鶏ガラスープの素小さじ2を加え、中火で沸騰直前まで温めます。醤油大さじ1・みりん大さじ1を加えてひと混ぜし、全体の味を整えます。この段階では少し薄めに感じるくらいが適切です。味噌を加えると塩分が増すため、最終的にちょうどよい濃さになります。

💡 スープの温め方: 沸騰させると旨みが飛んでしまいます。小さな泡がふつふつと立ち始めたら(約80〜90℃)が味噌を溶かすベストタイミングです。温度計があれば80〜85℃を目安にしてください。

ステップ4:味噌を溶く(弱火)

弱火に落とし、スープを沸騰させない状態で味噌(大さじ3〜4)を溶き入れます。味噌は直接スープに入れず、お玉でスープを少量すくい、その中で溶かしてから鍋に戻すと均一に仕上がります。味見をして塩加減が足りない場合は醤油を小さじ1ずつ追加して調整します。仕上げにラード大さじ1〜2を加えてスープ表面に油の膜を作ります。

⚠️ 味噌を加えたら沸騰禁止: 味噌は80℃以上で香りの成分が揮発し始め、沸騰させると風味が大幅に飛んでしまいます。味噌を加えてからは絶対に沸騰させないよう、弱火を保って仕上げましょう。

別の鍋でたっぷりの湯を沸かし、中華麺を袋の表示通りに茹でます。茹で上がったら水気をしっかりきって温めたラーメン鉢に移し、スープを注ぎます。

盛り付け:定番トッピングの乗せ方

札幌風味噌ラーメンのトッピングには定番の組み合わせがあります。見た目も鮮やかに仕上げるための配置のコツを紹介します。

コーン・バター・白ごまの盛り付け手順

温めたラーメン鉢にスープを注ぎ、茹でた縮れ麺を盛ります。麺の上にスープで炒めたもやし・ニラ・ひき肉がすでに入っているので、そのままトッピングに進みます。コーンは水気を切ってから麺の片側に寄せて盛ります。バターは麺の中央かコーンの隣にのせ、最後に白ごまを全体に散らします。メンマやチャーシューを添える場合は、バターと対角線上に配置すると色のバランスがとれます。

💡 バターを溶かすタイミング: バターはのせた瞬間から溶け始めます。テーブルに提供したら、食べ始める前にバターをスープに溶かし込んでからいただくと、コクが全体に広がります。バターが溶け切る前に食べ始めると一口ごとに味が変化する楽しみもあります。

コーンをより甘く仕上げるワンポイント

缶詰のコーンをそのまま使う場合、バターを少量のせたフライパンで30秒ほど炒めてから盛ると甘みが増して香ばしさが出ます。冷凍コーンを使う場合も同様に、電子レンジで解凍してからバター炒めにすると缶詰より甘みが強く仕上がります。

⚠️ 乳アレルギーの方へ: バターには乳成分が含まれます。乳アレルギーをお持ちの方はバターを省き、ごま油小さじ1を仕上げに回しかけることで代替できます。ラードもコクのある油脂なので、バターなしでも十分なコクが得られます。

味噌の選び方と白味噌×赤味噌ブレンドのコツ

味噌ラーメンのスープの味を決定づける最も重要な食材が味噌です。どの種類を選ぶかで、仕上がりの風味が大きく変わります。

白味噌・赤味噌・合わせ味噌の違い

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種類味の特徴ラーメンでの印象向いている人
白味噌のみ甘み強く塩分控えめ、やわらかい風味まろやかだがパンチが足りない薄味好みの方
赤味噌のみコクと渋み・酸味、長期熟成による複雑な旨み深みがあるが重くなりがちこってり好みの方
白+赤 1:1ブレンド甘みとコクのバランスがよい奥行きがありまとまりやすい初めての方・万人向け
市販の合わせ味噌クセが少なくマイルド扱いやすく失敗しにくい手軽に作りたい方
白+赤 2:1ブレンド甘みを活かしつつコクを加える甘みが前に出て食べやすい家族向け・まろやか好みの方
💡 ブレンドの黄金比: 初挑戦なら市販の合わせ味噌か、白味噌:赤味噌を1:1でブレンドするのが失敗しにくい方法です。白味噌の甘みが赤味噌の渋みを和らげ、ラーメンスープに適したまろやかさが生まれます。味見をしながら赤味噌の割合を増やすと、より本格的な深みのある仕上がりに近づきます。

信州味噌を使う場合の注意点

北海道の味噌ラーメンには、もともと地元の米味噌が使われてきました。信州味噌はうま味が豊富で塩分がバランスよく含まれており、ラーメンスープに向いています。ひかり味噌や信州一など、国産大豆使用の製品は品質が安定しています。一方で塩分量がメーカーごとに異なるため、必ず味見をしながら量を調整するのが基本です。

⚠️ 塩分の過剰添加に注意: 鶏ガラスープの素と醤油をすでに加えているため、味噌を加えすぎると塩辛くなります。最初は大さじ3から始めて、少しずつ足しながら好みの塩加減に調整してください。一度塩辛くなると水を足して薄めるしかないため、少量ずつ加えることが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q: ラードがなければ何で代用できますか?

A: バター・サラダ油・ごま油が代用品として使えます。バターは風味は異なりますがコクの点で最も近い代替品です。大さじ1のバターをスープの仕上げに溶かし入れると、ラードに近いまろやかなコクが出ます。サラダ油はコクが少なめですが臭みもなく扱いやすい選択肢です。ごま油は香りが強くなりますが、小さじ1程度をアクセントとして使う分には相性も良好です。鶏油(チーユ)も香りは異なりますが、コクという点では優秀な代替油になります。

Q: 味噌を入れたあと沸騰させてしまいました。どうすればいいですか?

A: 沸騰させてしまうと味噌の香りが飛んでしまいますが、追い味噌で対処できます。火を弱火に落とし、追加の味噌(小さじ1〜2)をお玉に入れてスープで溶かしながらゆっくりと加えてください。追い味噌は絶対に沸騰させず、80℃前後(小さな泡がふつふつと立つ程度)で溶かし込むのがポイントです。最初に入れた味噌の量を少し减らし、最後の仕上げに追い味噌を加えるのがプロの技です。

Q: 縮れ麺がない場合、どの麺が合いますか?

A: 味噌スープは油脂分が多く、スープが麺に絡みやすい特性があります。縮れ麺が理想ですが、ない場合は中太の生中華麺(ストレートタイプ)でも十分です。スパゲッティを重曹水(水1Lに重曹大さじ1)で通常より1分長く茹でる方法でも代用できます。一方で細麺(博多系)は味噌スープとのバランスが崩れやすく、スープが重く感じる場合があります。中太以上の麺を選ぶことがポイントです。

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ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそ 750g

国産大豆・国産米こうじ100%使用の無添加合わせ味噌。ふんわりとした甘みとコクが特徴で、味噌ラーメンのスープに使うと雑味なく深みのある一杯に仕上がります。信州産の米こうじによる自然な旨みが魅力です。

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📝 レシピについて: 本記事のレシピは、一般的に知られている調理法・食材の組み合わせを元に、HowToCook.jp編集部が独自にまとめたものです。特定の料理人・料理研究家・飲食店の公式レシピではありません。各出典は調理技術・食品安全情報の参考として掲載しています。

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出典・参考

情報の最終確認日: 2026年02月

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