自家製ラーメンに必要な道具一覧|初心者〜本格派まで予算別ガイド
「おうちラーメンを始めたいけど、何を揃えれば良いかわからない」——そう感じたことはありませんか。ラーメン丼ひとつとっても、サイズや深さによってスープの冷め方が変わります。鍋は容量が足りないとスープが濃縮しすぎてしまいます。
本記事では、予算別に必要な道具を整理しました。3,000円台から始める初心者セット、週末ラーメンを本格化させる中級者セット、そして店舗レベルを目指す本格派セットの3段階で構成しています。消耗品・調味料の選び方や、100均で代用できるものの判断基準も解説します。
- 初心者が最初に買うべき道具4品(3,000円台で全部揃う)
- 週末ラーメンが格段に楽しくなる中級者向け追加アイテム
- 業務用スペックを自宅に持ち込む本格派セットの選び方
- ラーメン作りに欠かせない消耗品・調味料の基本セット
- 予算別おすすめセット比較表(5段階)
- よくある質問(FAQ)4問
初心者セット(3,000円台)— 最低限これだけ
おうちラーメンを始めるにあたって、まず揃えるべきは「スープを作る鍋」と「盛り付けるどんぶり」の2つです。この2点に菜箸とおたまを加えた4品があれば、醤油ラーメン・塩ラーメン・油そばまでは問題なく作れます。
初心者のうちは高価な道具は必要ありません。まず手頃なものでラーメンを作る楽しさを体験し、「もっとこうしたい」という欲求が出てきてから次の段階に進むのが長続きするコツです。
大型鍋(4〜6L)— スープの要
★★★ 必須 | 目安予算: 2,000〜3,000円台
パール金属 ラーメン鍋 18cm 深型 アルミ製 HC-78
本体容量約1.9L、18cmの深型アルミ製ラーメン鍋。家庭用ガスコンロに最適な軽量設計で、熱伝導が良くスープが素早く温まります。1〜2人前の醤油・塩・台湾ラーメンに最適なサイズです。
ラーメン丼(麺鉢)— 盛り付けの基本
★★★ 必須 | 目安予算: 1,000〜2,000円台
美濃焼 ラーメン鉢 鉄赤 約21.5×9cm 大きめ 日本製
直径21.5cm・深さ9cmの大型美濃焼ラーメン丼。伝統的な鉄赤(てつあか)の渋い風合いで、具材の色が映えます。電子レンジ・食洗機対応。しっかりした重さが安定感を生み、スープが冷めにくい仕様です。
菜箸(33cm)— 麺を扱う必需品
★★★ 必須 | 目安予算: 500〜1,000円台
酒井産業 竹製 調理箸 3膳組 33cm 日本製 無塗装
孟宗竹使用の日本製菜箸。無塗装・漂白剤不使用で安心して使えます。先端を角型加工してあるので麺をつかみやすく、麺茹でから盛り付けまで活躍します。3膳セットでコスパも良好。
おたま(大)— スープを注ぐ基本器具
★★★ 必須 | 目安予算: 500〜1,500円台
パール金属 おたま 大 ステンレス ルミエール G-3281
18-8ステンレス製の大型おたま。スープをたっぷりすくえる深型の設計で、熱いラーメンスープを一度の動作でどんぶりに注げます。錆びにくく長持ちします。
中級者セット(10,000円台)— 週末ラーメンが楽しくなる
基本の4品で数回ラーメンを作ったら、次のステップへ進みましょう。圧力鍋・製麺機・調理用温度計・ザルの4点を追加することで、豚骨スープの時短調理、自家製麺、味玉の品質管理が可能になります。週末に半日かけてじっくりラーメンを仕込む楽しさを体験できます。
圧力鍋(5〜6L)— 豚骨スープの時短に必須
★★☆ あると便利 | 目安予算: 15,000〜30,000円台
アサヒ軽金属 ゼロ活力なべ L 5.5L(日本製)
日本製の高品質圧力鍋。圧力ピンが立ち上がってから「1分」という超高圧調理で、豚骨を驚くほど短時間で柔らかくできます。IH・ガス両対応。豚骨スープを家二郎・家系に使うなら5.5Lサイズが理想です。
製麺機(パスタマシン)— 自家製中華麺の世界へ
★★☆ あると便利 | 目安予算: 6,000〜15,000円台
Imperia SP-150 パスタマシン(イタリア製)
イタリア製の本格手動パスタマシン。9段階の厚さ調節が可能で、2mm幅カッターで中華麺(細麺・中細麺)が作れます。頑丈なスチール製で長期間使用できる定番モデルです。
調理用温度計(デジタル)— 味玉と油温の管理
★★☆ あると便利 | 目安予算: 2,000〜4,000円台
タニタ クッキング温度計 TT-508N ホワイト(防水 IPX2)
国産ブランド・タニタの防水スティック温度計。測定範囲-50〜250℃で、味玉・チャーシュー内部・揚げ油まで幅広く対応。計測した温度を記憶するホールド機能付き。スリムで引き出しに収納しやすいデザインです。
ステンレスザル(23cm)— 麺の湯切りに
★★☆ あると便利 | 目安予算: 2,000〜4,000円台
柳宗理 ステンレスパンチングストレーナー 23cm(日本製)
1枚板をパンチング加工した日本製ザル。目詰まりしにくく水切れが良い設計で、麺の湯切りに最適です。食洗機対応で衛生的に使い続けられます。
本格派セット(30,000円台〜)— 店レベルを目指す
ラーメン作りにどっぷりはまったら、業務用に近い道具を揃えることで一気に品質が上がります。業務用寸胴鍋・ハンドブレンダー・バーナー・真空パック器・低温調理器の5点が本格派の基本装備です。
業務用寸胴鍋(12〜20L)— 大量仕込みの要
★☆☆ こだわり派向け | 目安予算: 5,000〜15,000円台
iimono117 業務用ステンレス寸胴鍋 12L
ステンレス100%の業務用鍋。4〜6人前の豚骨スープを長時間煮込むのに最適な12Lサイズ。蓋付きで煮詰まりすぎを防止できます。
iimono117 業務用ステンレス寸胴鍋 20L
8〜10人前対応の大容量20L。週末にまとめて仕込んで小分け冷凍する「スープストック」スタイルに最適です。飲食店・イベントにも使用される業務グレード。
ハンドブレンダー — 天下一品風スープの必需品
★★☆ あると便利 | 目安予算: 5,000〜15,000円台
パナソニック ハンドブレンダー MX-S300-K 1台4役(ブラック)
1台4役(つぶす・混ぜる・きざむ・泡立て)の国産ブランド・パナソニック製ハンドブレンダー。天下一品風のドロドロスープ作りに最適。スープを鍋のまま攪拌でき、誤動作防止のチャイルドロック付き。付属品は食洗機対応です。
ガスバーナー(トーチ)— チャーシューの炙り仕上げ
★☆☆ こだわり派向け | 目安予算: 2,000〜5,000円台
SOTO スライドガストーチ ST-487(コンパクト 耐風)
SOTOのスリムなスライド式ガストーチ。耐風バーナーで風があっても安定した炎を維持し、チャーシューの炙り仕上げに最適です。充てん式で何度でも使え、スライド機構でコンパクトに収納できます。
真空パック器 — スープとチャーシューの保存に
★☆☆ こだわり派向け | 目安予算: 3,000〜8,000円台
アイリスオーヤマ フードシーラー VPF-S50(2022年モデル)
スリムで収納しやすいコンパクト設計の真空パック器。専用袋3枚付属。50kPaの真空パワーで食品の鮮度を長期間保持します。チャーシューやスープの冷蔵・冷凍保存に最適。
低温調理器 — とろとろチャーシューの切り札
★☆☆ こだわり派向け | 目安予算: 10,000〜20,000円台
BONIQ 2.0 低温調理器(日本製・ブラック)BNQ-10B
日本の低温調理専門メーカーBONIQのスタンダードモデル。±0.1℃の精密温度管理で、プロ級のチャーシューを自宅で再現できます。防水設計で清潔に使え、Wi-Fiアプリ連携対応。自家製チャーシューの詳しい作り方は「自家製チャーシューの作り方|豚バラ・肩ロース部位別レシピ」を参照してください。
消耗品・調味料の基本セット
道具を揃えたら、次はラーメン作りの基本調味料・消耗品を揃えましょう。以下のアイテムがあれば、醤油・塩・味噌・担々麺・油そばまで対応できます。
必須調味料セット(醤油・みりん・ごま油・鶏ガラスープの素)
※ スマートフォンでは横にスクロールしてご覧いただけます。
| 調味料・消耗品 | 必要度 | 主な用途 | 代用・補足 |
|---|---|---|---|
| 醤油(濃口) | ★★★ 必須 | 醤油タレ(かえし) | 薄口醤油は塩分が高いため量に注意 |
| みりん(本みりん) | ★★★ 必須 | タレ・チャーシューの甘み | 料理酒+砂糖少量で代用可 |
| 鶏ガラスープの素 | ★★★ 必須 | スープのベース補強 | チキンブイヨン・コンソメで代用可 |
| ごま油 | ★★★ 必須 | 油そば・担々麺・香味油 | 風味の要なので代用不可 |
| 豆板醤 | ★★☆ あると便利 | 担々麺・台湾ラーメン | コチュジャン+少量の辛みで代用可 |
| 練りごま / タヒニ | ★★☆ あると便利 | 担々麺スープのコク | すりごま大さじ4で代用可 |
| オイスターソース | ★★☆ あると便利 | 台湾ミンチ・メンマの煮汁 | 醤油+砂糖少量で代用可 |
| 重曹(ベーキングソーダ) | ★☆☆ 自作麺派向け | かん水の代用(自作中華麺) | ドラッグストアで100円台から入手可 |
消耗品(保存袋・ジッパーバッグ)
コモライフ 湯せんできるバイオマスポリ袋 100枚×3
スープの小分け冷凍・解凍に最適な湯せん対応ポリ袋。耐熱110℃・耐冷-30℃で、凍ったまま湯せんで解凍できます。マチ付きで立てて保存できるため、ラーメンスープを1人前ずつ小分けするのに便利。バイオマス25%配合で環境への配慮も。
予算別おすすめセット比較表
ラーメン作りのスタート地点や目的に合わせて、5段階の予算・スタイル別に必要な道具をまとめました。
※ スマートフォンでは横にスクロールしてご覧いただけます。
| スタイル | 必要な道具 | 目安予算 | 対応できるラーメン | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| 初心者 | 深型鍋・ラーメン丼・菜箸・おたま | 3,000〜5,000円台 | 醤油・塩・油そば・台湾ラーメン | 初めてラーメンを作ってみる方 |
| 中級者 | 初心者4品+圧力鍋・製麺機・温度計・ザル | 10,000〜25,000円台 | 家系・家二郎・担々麺・自家製麺 | 週末に本格ラーメンを楽しみたい方 |
| 本格派 | 中級8品+業務用寸胴鍋・ハンドブレンダー・バーナー・真空パック器 | 30,000〜50,000円台 | 天下一品風・つけ麺・豚骨系全種 | ラーメン道具に本気で投資したい方 |
| プロ志向 | 本格派セット+低温調理器・20L業務用寸胴鍋 | 50,000円台〜 | 全種類+低温調理チャーシュー | 将来的に店舗開業を視野に入れている方 |
| 海外在住 | 圧力鍋・製麺機・菜箸・ラーメン丼・デジタルスケール(必須) | 15,000〜30,000円台 | 自作麺対応の全種類 | 日本の食材が手に入りにくい地域の方 |
よくある質問(FAQ)
Q: 最初に買うべき1つだけ選ぶとしたら何ですか?
A: ラーメン丼(麺鉢)です。深型の大きめ丼がないとラーメンは盛り付けられません。鍋は手持ちのもので代用できますが、ラーメン丼は専用サイズ(直径21cm以上)のものが必要です。1,500円前後で購入できるので、まずここから揃えましょう。
Q: 100均で代用できるものはありますか?
A: 菜箸・ザル・保存容器・ジッパーバッグは100均でも代用できます。ただし、鍋は100均製だと薄くてすぐに変形するため、スープ作りには向きません。また、ラーメン丼もサイズが小さい傾向があるため、本格的に楽しむなら専用品を購入することをおすすめします。
Q: 圧力鍋がなくても家系ラーメンは作れますか?
A: 作れます。圧力鍋がない場合は普通の鍋で4〜6時間弱火で煮込む方法が基本です。時間はかかりますが、むしろ丁寧に灰汁(あく)を取りながら煮込むことで雑味のないクリアなスープに仕上げやすいというメリットもあります。詳しくは家系ラーメン by リュウジのレシピを参考にしてください。
Q: ハンドブレンダーとミキサーはどちらがおすすめですか?
A: ラーメン作りにはハンドブレンダーがおすすめです。熱いスープを鍋のまま攪拌できるため、スープをミキサーに移す手間がありません。ミキサーは熱い液体を入れると蓋が吹き飛ぶ危険があるため、スープが十分に冷めてから使うか、量を少量ずつに分けて攪拌する必要があります。天下一品風スープのような長時間煮込んだ熱々のスープを攪拌するにはハンドブレンダーが圧倒的に安全です。
関連スポーク記事へのクロスリンク
道具が揃ったら、それぞれのラーメンスタイルの詳しい作り方をスポーク記事でご確認ください。
- 圧力鍋の出番 → 家系・家二郎:
- 家系ラーメンの作り方|豚骨醤油スープと鶏油の本格レシピ(準備中)
- 家二郎の作り方|スーパーの食材で本格二郎系を再現(準備中)
- 関連レシピ: 家系ラーメン by リュウジ
- ハンドブレンダーの出番 → 天下一品風:
- 天下一品風ラーメンの作り方|ドロドロ鶏白湯を自宅で再現(準備中)
- 関連レシピ: 鶏白湯醤油ラーメン by コウケンテツ
- 製麺機の出番 → 自家製麺:
- 中華麺の作り方|かん水なしでも作れる自家製麺レシピ(準備中)
- 低温調理器・バーナーの出番 → チャーシュー:
- 自家製チャーシューの作り方|豚バラ・肩ロース部位別レシピ(準備中)
- 温度計の出番 → 味玉:
- 味玉(半熟煮卵)の作り方|ラーメン屋のとろとろ卵を再現(準備中)
- 全体ガイドに戻る:
出典・参考
- Ramen Kaonashi — Ramen Tools I Use: Pots, Skimmers, Knives & Gear for Tonkotsu and Paitan(麺作りの道具選び解説)
- Ramen Kaonashi — Ramen Starter Kit: The Essential Tools for Beginners(初心者向けスターターキット解説)
- ラーメンクック — 家ラーメンのための個人的キッチン道具まとめ(2021年版)(自作ラーメンに必要な道具のまとめ)
- APEX S.K. — 7 Professional Ramen Tools You’ve Probably Never Heard Of(プロが使うラーメン道具の解説)
- Global Kitchen Japan — Ramen Strainer: A Wonderful Tool for Ramen Fans(ラーメン用ザル・道具の解説)
- 麺と釣人 — お家での自作ラーメンに必要な道具たち(家庭向けラーメン道具リスト)
情報の最終確認日: 2026年02月
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