いかの保存方法|冷蔵・冷凍の正しい保存期間と保存のコツ

いか(烏賊)の正しい保存方法

いかは鮮度が落ちやすい食材のひとつです。購入後にそのまま冷蔵庫に入れておくだけでは、1〜2日で傷んでしまいます。適切な下処理と保存方法を知っておくことで、品質を保ちながら長く美味しく食べることができます。

保存方法の早見表

保存方法保存期間の目安状態おすすめ用途
冷蔵(チルド室)1〜2日下処理済み・ラップ包み刺身・当日〜翌日の調理
冷蔵(冷蔵室)当日中下処理済み・密閉袋炒め物・当日調理
冷凍(生のまま)2〜3週間下処理済み・冷凍用保存袋煮物・炒め物・揚げ物
冷凍(下味あり)3〜4週間調味料に漬けて冷凍バター醤油炒め・照り焼き
冷凍(ボイル後)1ヶ月程度加熱後に冷凍煮物・パスタ・おつまみ
冷凍(アニサキス対策)48時間以上冷凍後家庭用冷凍庫で-18℃48h以上刺身・生食用途

購入後すぐにやるべき下処理

いかは内臓から傷みやすい食材です。購入後はできるだけ早く下処理を行いましょう。下処理をしてから保存することで、鮮度を長く保てます。

基本の下処理手順

  1. 胴とゲソを分離する:胴の中に指を入れ、内臓をつなぐ筋を外してゲソを静かに引き抜きます。
  2. 内臓・墨袋を取り出す:胴から内臓を取り出します。墨袋はパスタなどに使えるので、破かないよう丁寧に分離します。
  3. 軟骨(甲羅)を取り除く:胴の中に透明な軟骨が入っているので引き抜きます。
  4. エンペラ(ひれ)をはがす:胴体の先端のひれを引きはがすと、皮が一緒にはがれます。
  5. 皮をむく:キッチンペーパーを使うと滑らずむきやすいです。
  6. 胴体の内側を洗う:流水で残った内臓をきれいに洗い流します。
  7. ゲソの処理:目とくちばし(トンビ)を切り取り、吸盤をしごいて取り除きます。
  8. 水気をしっかり拭き取る:キッチンペーパーで水気をよく拭き取ってから保存します。
tip: 慣れれば全体の下処理は2〜3分で完了します。最初はゆっくりで構いません。胴体の内側は特に残った内臓が残りやすいので、丁寧に洗い流しましょう。

冷蔵保存の方法

チルド室・パーシャル室での保存(1〜2日)

数日以内に食べる予定があれば、チルド室(0〜1℃)またはパーシャル室(約-3℃)で保存するのが最適です。

  1. 下処理したいかの水気をキッチンペーパーでよく拭き取る。
  2. 胴体・ゲソ・エンペラなど部位ごとにラップでぴったり包む。
  3. ジッパー付き保存袋に入れて空気を抜いて密閉する。
  4. チルド室またはパーシャル室に入れて保存する。
warning: チルド室がない場合は冷蔵室でも保存できますが、温度が高いため当日中に使い切るようにしてください。いかは特に痛みが早いので、翌日まで持ち越すのは避けましょう。

保存前のひと工夫

冷蔵保存する場合、水気をしっかり取り除くことが鮮度維持の鍵です。余分な水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなります。

tip: 部位ごとに小分けにしてラップで包むと、使う分だけ取り出しやすくなります。胴体・ゲソ・エンペラをそれぞれ分けておくと料理の際に便利です。

冷凍保存の方法(2〜4週間)

すぐに使わない場合は冷凍保存がおすすめです。いかは冷凍しても風味が損なわれにくく、冷凍保存に向いている食材です。

生のまま冷凍する方法(2〜3週間)

  1. 下処理したいかの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取る。
  2. 調理しやすいサイズに切る(輪切り、ぶつ切りなど用途に合わせて)。
  3. 使いやすい量で小分けにしてラップで包む。
  4. 冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて密閉する。
  5. 金属製バットの上に置いて急速冷凍する。
tip: 金属製のバットの上で冷凍すると熱が早く奪われ、短時間で凍結できます。品質をより長く保てます。アルミトレーや保冷剤の上に置くのも効果的です。

下味をつけて冷凍する方法(3〜4週間)

調理の下ごしらえを済ませてから冷凍すると、より長く保存でき、調理の手間も省けます。

  • バター醤油炒め用:醤油・みりん・酒に漬けて冷凍
  • 唐揚げ用:醤油・にんにく・生姜・酒に漬けて冷凍
  • 照り焼き用:醤油・みりん・砂糖・酒に漬けて冷凍
warning: 下味冷凍した場合でも4週間を超えると品質が落ちます。保存袋に日付を書いておき、古いものから使う「先入れ先出し」を心がけましょう。

ボイル後に冷凍する方法(1ヶ月程度)

加熱後に冷凍することで、解凍後すぐに食べられる状態になります。

  1. いかを塩茹でまたは素焼きにして完全に火を通す。
  2. 粗熱が取れたらキッチンペーパーで水気を拭き取る。
  3. 小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍する。
tip: ボイルしたいかは解凍後にそのままサラダのトッピングや酢の物に使えて便利です。調理済みなので忙しいときにもすぐ使えます。

アニサキス対策と冷凍の関係

いかをはじめとした魚介類には、アニサキスという寄生虫が潜んでいることがあります。アニサキスは1〜2cmの白い線虫で、生きたまま食べてしまうと激しい腹痛を引き起こす食中毒(アニサキス症)の原因となります。

アニサキスを死滅させる冷凍条件

  • 業務用基準:-20℃で24時間以上
  • 家庭用冷凍庫での推奨:-18℃(一般的な家庭用設定)で48時間以上の冷凍
warning: 家庭用冷凍庫は-18℃が一般的で、業務用基準の-20℃に届かないことがあります。また、ドアの開閉や霜取り機能で庫内温度が上がることもあるため、生食目的の場合は48時間以上冷凍することをおすすめします。アニサキスは目視で確認できることもありますが、見落とすことも多いため、冷凍が最も確実な対策です。

内臓の早期取り除きが重要

アニサキスはいかの内臓に多く寄生しており、時間が経つと身の方へ移行します。購入後できるだけ早く内臓を取り除くことで、アニサキスが身へ移るリスクを低減できます。

tip: 新鮮なうちに内臓を取り除くことがアニサキス予防の基本です。購入当日に下処理を完了させることを習慣にしましょう。

冷凍いかの解凍方法

おすすめの解凍方法

解凍は「ゆっくり」が基本です。急激な解凍は食感を損ないます。

  • 冷蔵庫解凍(推奨):冷凍庫から冷蔵庫に移して半日〜一晩かけてゆっくり解凍する。
  • 流水解凍:冷凍用保存袋のまま流水に当てて解凍する。15〜30分程度。
  • 半解凍調理:炒め物や揚げ物の場合は、半解凍くらいで調理すると水分が出にくく仕上がりが良い。
warning: 電子レンジでの解凍は食感が悪くなるためおすすめしません。解凍したいかは再冷凍せず、当日中に使い切るようにしましょう。また、解凍しすぎると水っぽくなるため、半解凍状態で調理するのが理想的です。

傷んだいかの見分け方

以下のサインがある場合、いかが傷んでいる可能性があります。無理に食べずに廃棄しましょう。

チェック項目傷んでいるサイン対処法
匂いアンモニア臭・酸っぱい臭い・腐敗臭廃棄する
黄色みがかっている・褐色の斑点廃棄する
触感ねばねばしている・ぬめりが異常廃棄する
見た目緑色・黒色に変色している部分がある廃棄する
弾力ぶよぶよで全く弾力がない廃棄する
冷凍焼け白っぽく乾燥・霜が大量についている加熱調理で使用可(食べられるが風味落ちる)
warning: 魚介類は傷んでも見た目だけでは判断しにくいことがあります。少しでも「おかしい」と感じたら食べるのをやめましょう。特にお子さん・高齢者・妊娠中の方は食中毒のリスクが高いため、少しでも疑いがある場合は廃棄を優先してください。

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出典・参考

情報の最終確認日: 2026年02月

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