魚一匹を丸ごと使った本格アクアパッツァのレシピ。下処理から焼き方、アサリとトマトで引き出す旨みの秘密、さらにレストランでのお魚の取り分け方(デクパージュ)まで丁寧に解説。ご家庭でもプロの味が楽しめます。

材料リスト

メイン具材 (2〜4人分)

調味料

調理手順

  1. 真鯛はうろこ、内臓、エラを取り除き、きれいに洗う。
  2. 調理の邪魔になる尾びれ、尻びれ、背びれ、胸びれ、腹びれを切り落とす。
  3. 真鯛の身の一番厚い部分に切り込みを入れる。【ここがコツ!】火が通りやすく、味が染み込みやすくなる。
  4. 真鯛全体にを振る。【ここがコツ!】塩の量は魚の重さの1%が目安(500gの魚なら5g程度)。お腹の中にも軽く振る。
  5. 10分ほど置いて、真鯛から出てきた水分(アク)をキッチンペーパーで拭き取る。
  6. フライパンに入らない場合は、真鯛を半分程度に切る。
  7. 鉄のフライパンは事前に空焼きする。樹脂加工の場合は不要。
  8. フライパンが温まったらオリーブオイルを入れ、真鯛の皮目を下にして焼く。
  9. 真鯛の皮目を香ばしく焼き上げる。【ここがコツ!】煮込み時に身が崩れるのを防ぎ、煮汁に皮目の香ばしさが移る。
  10. 最初は強火で、真鯛を入れてからは弱火にし、じっくりと火を通す。フライ返しなどでくぼみや細部まで焼き色をつける。
  11. 片面全体に焼き色がついたらひっくり返す。フライパンの角度を使い、脂を活用しながら焼くときれいに焼ける。
  12. もう片面も香ばしく焼き色をつける。火加減が強くなり高い音になったら油と水分が乳化してきた証拠。
  13. 余分な焼き油はキッチンペーパーで拭き取る。
  14. 強火にし、またはお湯真鯛の半分が浸かる程度まで加える。必ず強火で煮込む。【ここがコツ!】鮮度の良い魚のアクは旨みなので取らない。匂いがある場合や鮮度が古ければ取っても良い。
  15. 沸いてきたら煮汁を上からかけるようにして煮込む。
  16. あさりを鍋に加える。【ここがコツ!】魚の味を引き立てるのに、あさりのコハク酸の旨みが最適。
  17. セミドライトマトの場合はこの時点で入れ、煮込んで旨みを引き出す。
  18. 煮詰まりすぎたらまたはお湯を足す。煮汁が斜めに傾けても残っている程度が理想。
  19. ミニトマトを加え、サッと煮る。【ここがコツ!】生のトマトは煮込みすぎるとトマトソースになるため、旨みを引き出す程度で良い。
  20. 水分が足りなければを足して調整する。煮汁はソースではなく煮魚の煮汁として仕上げる。
  21. 最後にエクストラバージンオリーブオイルをたっぷり目に加える。【ここがコツ!】目安は煮汁の1/4から1/5程度と、思っているよりも多めに加える。水と油が乳化し、旨みが全体に広がる。
  22. 最後にパセリのみじん切りを加えて完成。皿に盛り付ける。
  23. (デクパージュ) 盛り付けた真鯛の周りのあさりをすべて取り分ける。
  24. 大皿の端にミニトマトを寄せる。
  25. 真鯛のカマの部分を切り離す。胸びれの下にフォークかスプーンを入れ、ナイフで切り離す。
  26. 頭の部分と上身を切り離す。背びれと腹びれの間にナイフ(スプーン)で切れ目を入れる。
  27. 皮の方から背骨に沿ってスプーンを入れ、上身を3回に分けて取り分ける。
  28. 上身の腹身にある腹骨を、スプーンとフォーク(ピンセット)を使い、骨の下にスプーンを入れ、フォークを当てて抜くようにして外す。
  29. 皮目が下になっている身を、大皿の縁を使い手前に引き寄せてひっくり返す。【ここがコツ!】魚に負担を与えず崩れを防ぐ。
  30. 下身を取る前に、背びれと尻びれを尾の方から手前に向けて取り除く。背骨をスプーンでなぞり、身と骨を剥がれやすくする。フォークで骨を挟んで持ち上げ、下身を3回に分けて盛り付ける。頭の頬肉も取り分ける。最後に煮汁を回しかける。

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