じゃがいもの保存方法完全ガイド|常温・冷蔵・冷凍で最長3ヶ月保存する方法
じゃがいもは正しく保存すれば2〜3ヶ月も美味しく食べられる便利な野菜です。しかし保存方法を間違えると、芽が出たり緑色に変色してソラニンという天然毒素が生成されたりと、食べられなくなってしまうこともあります。
この記事では、じゃがいもを最も長持ちさせる常温保存の方法から、夏場におすすめの冷蔵保存、料理の時短に便利な冷凍保存まで、それぞれの具体的な手順と注意点を徹底解説します。
保存方法別の日持ち比較表
| 保存方法 | 保存期間 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 常温保存 | 2〜3ヶ月 | 最も長持ち・食感が保たれる | 夏場は不向き・保存場所が必要 |
| 冷蔵保存(野菜室) | 2〜3ヶ月 | 夏でも安心・糖度が上がる | 低温障害のリスク |
| 冷凍保存(加熱済み) | 約1ヶ月 | 料理の時短になる | 生のまま冷凍は不可・下処理が必要 |
じゃがいも保存の黄金ルール
どの保存方法を選ぶにしても、以下の3つのルールは必ず守りましょう。
ルール1: 光は大敵(日光も蛍光灯もNG)
じゃがいもを光に当てると、皮が緑色に変色してソラニンやチャコニンという天然毒素が生成されます。直射日光だけでなく、室内の蛍光灯の光でも毒素が作られるため、必ず暗所で保存しましょう。
⚠️ 注意: 緑色に変色したじゃがいもや、芽が出た部分には毒素が含まれています。緑色の部分は厚めに皮をむき、芽は深めにえぐり取ってから使用してください。
ルール2: 水洗いしない(土付きのまま保存)
じゃがいもを水で洗うと表面の保護膜が落ちて傷みやすくなります。特に土付きのじゃがいもは、土を落とさずそのまま保存することで長持ちします。使う直前に洗うのがベストです。
ルール3: りんごと一緒に保存で発芽防止
りんごが放出するエチレンガスには、じゃがいもの発芽を抑制する効果があります。じゃがいも5〜10個に対してりんご1個を一緒に保存すると、芽が出にくくなります。
💡 ポイント: りんごは傷みやすいので、定期的にチェックして傷んだものは取り替えましょう。
常温保存|最も長持ち(2〜3ヶ月)
じゃがいもは常温保存が基本です。風通しの良い冷暗所(7〜15℃程度)で保存すれば、2〜3ヶ月間美味しく食べられます。
新聞紙+段ボールで保存する方法
- 土付きのじゃがいもは洗わずそのまま用意する。
- じゃがいもを1個ずつ新聞紙で包む。
- 段ボール箱の底に新聞紙を敷き、じゃがいもを重ねすぎないように並べる(2〜3段まで)。
- りんご1個を一緒に入れると発芽防止になる。
- 上から新聞紙をかぶせて、フタは完全に閉じずに空気の通り道を作る。
💡 ポイント: 新聞紙は湿気を吸収し、光も遮断してくれる優れもの。1週間に1度程度じゃがいもの状態をチェックして、傷んだものは早めに取り除きましょう。
おすすめの保存場所
常温保存に適した場所は、風通しが良く、光が当たらない涼しい場所です。
- 床下収納: 温度が安定しておりベスト
- 玄関・廊下: 暖房が効きにくく涼しい
- パントリー: 光が入りにくく保存向き
⚠️ 注意: 気温25℃を超える夏場は常温保存だと傷みやすいため、冷蔵保存に切り替えましょう。
冷蔵保存|夏場におすすめ(2〜3ヶ月)
気温が高くなる夏場は、冷蔵保存が安心です。ただし冷蔵室ではなく、必ず野菜室(7〜10℃)で保存してください。温度が低すぎるとでんぷんが低温障害を起こして傷みやすくなります。
丸ごと冷蔵する方法
- じゃがいもを1個ずつ新聞紙で包む。
- ポリ袋に入れる(口は軽く閉じる程度)。
- 野菜室に入れて保存する。
💡 ポイント: 冷蔵保存すると低温でじゃがいものでんぷんが糖に変わり、甘みが増します。ポテトサラダやマッシュポテトに使うと美味しく仕上がります。
カット済みじゃがいもの保存
使いかけのじゃがいもは切り口から酸化が進みます。水にさらして保存すると変色を防げます。
- じゃがいもを使いやすい大きさにカットする。
- 密閉容器にじゃがいもを入れ、完全に浸かるまで水を注ぐ。
- フタをして野菜室で保存する。
- 水は毎日取り替え、2〜3日以内に使い切る。
⚠️ 注意: 冷蔵室(3〜5℃)で保存すると低温障害を起こして傷みやすくなります。必ず野菜室を使用してください。
冷凍保存|下処理して時短調理(約1ヶ月)
じゃがいもは水分が約80%と多いため、生のまま冷凍すると解凍後に食感がパサパサになってしまいます。冷凍する場合は、マッシュするか茹でてから冷凍するのがコツです。
マッシュして冷凍(おすすめ)
- じゃがいもを茹でるか蒸して柔らかくする(電子レンジの場合: ラップで包み600Wで3〜5分加熱)。
- 熱いうちにマッシャーやフォークで潰す。
- 粗熱を取ってから、使いやすい量(100g程度)に小分けする。
- ラップで包んで冷凍用保存袋に入れる。
- 空気を抜いて密閉し、冷凍庫へ(保存期間: 約1ヶ月)。
マッシュしたじゃがいもは、ポテトサラダ、コロッケ、スープなどにそのまま使えて便利です。
カット+茹でて冷凍
- じゃがいもを1〜2cm角の小さめにカットする。
- 水にさらしてアクを抜く(5分程度)。
- 鍋で硬めに茹でる(竹串がやっと通るくらい)。
- 水気をしっかり切って粗熱を取る。
- 冷凍用保存袋に平らに並べて冷凍する。
💡 ポイント: 茹ですぎると解凍後に崩れやすくなるため、少し硬めに茹でるのがコツです。カレーや肉じゃがなど煮込み料理に凍ったまま使えます。
芽が出た・緑色になったじゃがいもの対処法
じゃがいもの芽や緑色に変色した部分には、ソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれています。大量に摂取すると吐き気、下痢、腹痛などの中毒症状を起こすことがあります。
芽が出た場合
- 芽の根元から深めに(1cm程度)えぐり取る
- 包丁の角やピーラーの芽取り部分を使う
- 小さな芽でも必ず除去する
緑色に変色した場合
- 緑色の部分を厚めに(2〜3mm以上)皮をむいて除去する
- 全体が緑色の場合は食べずに処分する
- 皮をむいた後も緑色が残っている場合は使用しない
⚠️ 注意: ソラニンやチャコニンは加熱しても分解されにくいため、芽や緑色の部分は必ず取り除いてから調理してください。特に小さなお子さんは少量でも中毒を起こしやすいため、注意が必要です。
おすすめアイテム
光を遮断して発芽・ソラニン生成を防ぐ専用保存袋。
風通しが良く、暗所保存に最適な収納ボックス。
適度な通気性で鮮度を長持ちさせる機能性保存袋。冷蔵保存に最適。
じゃがいもを使ったおすすめレシピ
HowToCook.jpにはじゃがいもを使ったレシピがたくさんあります。
ぜひこちらもチェックしてみてください。






出典・参考
- カゴメ VEGEDAY: じゃがいも保存方法!冷蔵3カ月、常温4カ月、鮮度キープのコツ
- くらだしマガジン: じゃがいもの保存方法は?常温や冷蔵・冷凍別の保存期間も
- クラシル: じゃがいもの保存方法は?常温でもおいしく長持ちさせるコツ
- 農林水産省: ソラニンやチャコニンによる食中毒を防ぐには
情報の最終確認日: 2026年02月